千葉県、京成電鉄の終点にある東成田駅に行ってきましたが、まるで廃墟みたいで怖いと言われているのはなぜでしょうか?
また、かつて成田空港駅と呼ばれていた昔の写真について調べてみたのと、東成田駅から成田空港へ行く地下道がヤバかったことをレポートしています。
それでは〜、成田空港に向けてGO!!
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東成田駅は廃墟みたいで怖い?
「廃墟駅を見に行かない?」と鉄道愛好家の師匠からお誘いを受けたので、二つ返事で成田空港まで飛行機には乗らないくせに、急きょ見に行くことになりました。
ということで、せっかくだからということで京成電鉄のスカイライナーに乗ってみましたよ!
上野駅というと、上野動物園のパンダを見に行った以来ですが観光はしないで、京成上野駅から成田空港へスカイライナーで向かったのでした。
スカイライナーに乗るのは、京成上野駅から行くのですが
JRに上野駅から少し歩いたところにあります。
上野駅を出るとすぐ横にはショッピングスポットである、アメヤ横丁が見えましたね!コチラも行ってみたい場所です。
アメ横をすぎると右手にすぐ、京成上野駅がありましたよ。
スカイライナーは、成田エクスプレスと同様に成田空港までいかれる特急列車で、途中の印旛日本医大駅を過ぎるとなんと時速160kmで走行するので、なかなか快適な乗り物なんですね。
京成上野駅から成田空港第1ターミナルまでの料金は、スカイライナー券1230円、乗車券1240円の計2470円でした。
ちなみに成田エクスプレスでグリーン車に乗ると、東京駅から成田空港(空港第2ビル)までだと、4,560円(乗車券1320円、特急券+グリーン券3240円、グリーン券なしなら計3020円)と、比べればスカイライナーの方がお得ですよね。
飛行機に乗って旅行するわけでもないのですが、スカイライナーで成田空港まで行ってみたいと思います。
入口の横には丸い窓が並んでいて面白い作りですね。
中はどうなっているのかというと、ロビーのカウンターになっているのです。
旅行客のために、大きなトランクや荷物が置ける専用スペースがあるところがうれしいです。
二人がけのシートはなかなか快適でしたね!所要時間およそ44分の鉄道の旅でしたよ。
座席シートは硬めの座り心地ですが、腰痛持ちの私にはありがたい固さでした(笑)
そして寝る間もなく、あっという間に成田空港に到着ですが、ここからどうやって東成田駅にいけばよいのか、事前に調べてこなかったのでした。
空港駅にいたボランティアの方に訪ねたところ、目的地の東成田駅は第2ターミナルから歩いていけるので
空港からターミナル連絡バスで行ったほうが良いと教えてもらったのでした。
最初から第2ターミナルで降りればよかったので、失敗してしまいましたね…
ですが、連絡バスは無料で利用できるので、とてもありがたいですな!
ということで、第2ターミナル駅でバスを降りて、いよいよ目的地の東成田駅を目指します。
しばらくあるくとフェンスに「東成田駅」という表示を見つけましたよ。
えっ?ここが駅の入場口なのかしら?と一瞬戸惑いましたが、ここも駅につながる入り口なんだそうです。
人気のないがらんどうな駅構内への入り口が続きます。
東成田駅は、京成電鉄と芝山鉄道の駅で、芝山鉄道は「日本一短い鉄道」と呼ばれている路線ですね。
芝山鉄道は、東成田駅から芝山千代田駅までの1区間しかない鉄道なのです。
東成田駅は、もともとは「(旧)成田空港駅」として使われていました。
1978年に当時は成田空港は現在の第1ターミナルと1つしかなかったので、この成田空港駅からバスを使って空港まで行く経路でした。
なんで成田空港直結にならなかったのかというと、国鉄時代は「成田新幹線計画」があったからだそうです。
その後1991年、国鉄民営化で新幹線乗り入れ計画は消滅したために、京成線が本線となって成田空港直結と乗り入れることになったといいます。
成田空港駅は東成田駅に改名して、その後2002年に延長するようにして芝山鉄道が開業したという経緯があったのですね!
かつては成田空港へ行くときは、旧成田空港からバスを使うしか方法がなかったということですね。
ってな具合の耳学問はさておきまして(笑)…さっそく東成田駅に潜入してみましたヨ。
「第5ゲート」と書かれているのですが、地下にある駅なのです。
東成田駅の構内は、乗客もほとんど見かけずあたりは閑散としていました。
本当に数人しか人が歩いていなかったので、ひっそりとした様子でした。
構内には大きなレリーフが飾られていましが、「曲水の宴」という題材の作品で、1980年5月に作られた作品でした。
構内は全て使われておらず、先に行かれないようについたてで塞がれている箇所もありました。
おそるおそる駅構内に建てられたつい立の向こう側をのぞいてみると、今は使われていないみたいで物置となっているようでしたね。
照明が落とされているので、まるで廃墟のようなところでなんとも薄気味悪かったです…
しんと静まり返っていたので、まるで1980年から時間が止まってしまっているような空間でしたね。
と、ここからは通常使われている駅構内ですが、乗客もほとんど見かけませんでした。
日常では、成田空港に隣接している駅なので、働く人たちが利用していて通勤時間帯はもっと様相が変わるのでしょうか。
さらに、エスカレーターが動いていなかったので、階段を登り地上へでてみました。
地上へ続く東成田駅の出入り口がありました。
表には、かつて成田空港へ向かうバスに乗降する駐車場がありました。
コチラ側では入り口の表示板もない状態でしたが、かつては成田空港へ向かう人達で賑わっていた駅なのでしょうね。
表示板すらはがされていて、なんとも殺風景な駅前でしたね!
地下に戻り、今度は実際に電車に乗ってみようと思います。
芝山鉄道線は共通ICカードが使えないので、きっぷを買いました。
最近電車にのるときは、スマホでSUICAを使っているので、きっぷを買うという事がほとんどなくなりましたね!
下に降りようと思いきや、「のぼり専用」のエスカレーターでした。
自動運転仕様で、止まっていたので気が付かなかったですね(笑)
東成田駅のホームに降りてみると、乗客は数名しかいませんでした。
こちらは上り専用のエスカレーターで、下り側は使われていません。
ホームは静まり返っており、ときおり視覚障害者のために流される「ホーホケキョッ!」の音声だけが不気味にこだましていました。
たった1区間しかない駅の表示板ですね。
ホームは一つしかないのですが、隣に今は使われていないホームが見えるのですね!
隣のホームは照明も落とされていて目を凝らしてみないと暗かったです。
なんともいえない、不気味な雰囲気がする駅構内のホームでした。
かつて1980年までは、成田空港へ向かう大勢の乗降客で賑わっていた駅だったとは感じませんね!
よーく目を凝らしてみると、駅の表示版には当時使われていた「なりたくうこう駅」の表示板がひっそりと残されているのでした。
ノスタルジー感というよりも、ここだけ1980年代にタイムスリップをしたような摩訶不思議な空間でしたヨ。
私は年始めのはじめの土曜日に見に行ったのですが、電車の往来は1時間に1〜2本という間隔でした。
私が使っている近所のバスの時刻表くらい少ないですね(笑)
程なく待つこと数分で、電車がホームに滑り込んできました。
降りるお客さんは数えるばかりで、車内も閑散としてましたね!
強いていうとカメラやビデオカメラを手にしている、いかにも「鉄っちゃん」と思しき同類の方たちを見かけたくらいです(笑)
先頭車の運転席後ろの「かぶりつき席」には、先客がいたので座れませんでした(笑)
と電車は地上に出るのですが、成田空港が目前に広がっていましたね!
電車は高架になっていたので、広々とした場所での飛行機は壮観な眺めでしたよ。
ドアに貼られていた注意喚起の表示ですが、パンダのイラストがあんまりかわいくない(笑)
終点の「芝山千代田」駅に到着しました。東成田から約3分ほどで到着するのであっという間でしたね!?
駅の外はどの様になっているのか、いったん外へでてみることにしました。
芝山千代田駅は高架式になっているのですね。
駅前は東成田駅と同じく、人の気配もなく閑散とした様子でした。
何やら駅前にモニュメントがありましたね!
よく見たら、馬の埴輪(はにわ)ではありませんか!?
千葉県芝山町は、埴輪が数多く出土しており、芝山町立の古墳・はにわ博物館もあるそうです。
芝山千代田駅からバスで24分ほど乗った場所にあるので、見に行かなかったですがちょっと気になる場所でしたね!
駅には埴輪の顔パネルがおいてありました。看板にも書いてあるのが「日本一短い芝山鉄道」。
再び駅に入ってもとに戻ることにしましたが、階段には殺風景な構内とは対象的に、ハワイアンな雰囲気の成田エアポートの看板が掲げられていました。
駅のホームから成田空港が一望できるので、電車が来るまでの待ち時間は退屈しませんね!
再び芝山鉄道の3500形に乗って、もと来た東成田駅へ戻ります。
京成3000形がホームに滑り込んできたので乗り込んでみました。
車窓から再び、乗りもしない飛行機をながめて東成田駅に戻ります。
鉄道好きにはいろいろな発見のある、面白い鉄道路線でしたね!
東成田駅 昔の写真をチェック!
東成田駅に戻ったところで、先程スルーしたポスターを見てみることにしました。
東成田駅の看板もはがされた入り口は、かつての成田空港正面入口だったのですね!?
薄暗い駅のホームは、地下二階にあって、当時昭和58年(1983年)に京成上野駅で発車式が行われた模様が映っていました。
▼こちらは平成12年の頃の成田空港駅の様子で、スカイライナーAE100形が映っていました。
▼こちらは2010年に撮られた新型スカイライナーAE形です。
平成21年(2009年)に日暮里駅の3階下り線新ホームの写真や、京成高砂駅の高架化工事や成田湯川村付近の工事の模様です。
▼1978年からスカイライナーAE形の写真ですが、レトロちっくなデザインで実際に見たかったですね。
▼1990年から活躍していたスカイライナーAE100形ですが、だいぶスマートな外形に変わってきましたね!
当時のグッドデザイン賞や鉄道友の会ブルーリボン賞など鉄道車両に対する賞を受賞しています。
▼最後のは現行のスカイライナーAE形(2代め)ですね!初めて今回乗りましたが、途中駅から最高速度160キロで走行するのでとても快適な特急電車でしたね!
と、鉄道ファンなら誰もが足を止めてみたくなる貴重な写真が飾られていましたね。
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東成田駅から成田空港へ行く地下道がヤバい!
さてさてここからがいよいよ勝手に「秘境駅」と呼んでいましたが(失礼…)真骨頂でありマス♪
東成田駅からなんと成田空港第2ビル駅まで歩いていける秘密の地下通路を発見したのですね!?
というと大げさですが、この地下通路がマジでハンパないんですよ(笑)
東成田駅の横に空港第2ビル駅への通路口がありました。
しか〜し、この地下通路の長さはなんと500メートルもあるのですね!?
実際に入ってみると遠近法でかいてあるように放射状にまっすぐのびていますよね!?先が見えないくらい長いトンネルです。
どんな形状なのかというと、L字型になっている地下通路で、「500m」と書いてあるではありませんか!
窓もなにもない地下通路で殺風景なのですね。
この地下通路は微妙に傾斜がついていて、上り坂になると息が切れてキツいではありませんか!
ふと前を見ると空港職員と思しきおばちゃんが談笑しながら大きなカートを押して歩いてきてるのですが、普段歩きなれているのでしょうか、息も切らさずにずんずん歩いていましたからおそるべし!?
この通路はご新設にも途中に経過が記されているので、自分が今どのあたりを歩いているのかわかるところが親切設計でした♪
フーフー言いながらもようやく出口へとたどり着いたのが、空港第2ビル駅です。
空港第2ビル駅からだと、東成田駅につながる通路口になります。
表示版にも「500m」としっかりかいてありますね!「日本一短い鉄道 芝山鉄道」というのがキャッチフレーズなんですね!
空港の入り口には警官が立っていて、しっかり警備されているのでした。
せっかく成田空港まで来たので、飛行機に乗って行くわけではありませんが観光してみました。
成田空港へGO!!
この日は正月明けの週末でしたが、思ったほど旅行客がいなかったですね。
時刻は夕方だったというのもありますが、思ったほど混雑しているようには感じませんでした。
出国側だったのですが、手荷物をいっぱい抱えた乗客で中国に向かう乗り場が大変混雑していましたね。
せっかく飛行場に来たのに飛行機も見ていなかったので、デッキに出てしばし飛行機を見学しました。
飛行機の飛ぶ様子をみていると、今度出かける場所は飛行機にするか電車で行くかさんざん迷っていたのですが、飛行機を利用することはやめました(笑)
やっぱり地に足がついていたほうがいいですよね(笑)
飛行機のほうが運賃が安いのですが、あえて電車で行ってみることにしました。
新幹線なら雪が降ってもよほどのことがなければ走るので、飛行機はやめたのですね。
今回はじめて「秘境駅」と噂されている東成田駅を探索してみましたが、なかなかおもしろい発見もあり楽しい時間を過ごすことができましたね!
また「秘境駅」シリーズと称して、いろいろな駅を探索してみたいと思います♪
その前にまずは歩けるように体力をつけておかなければと、いろいろ反省事項もでてきましたが次回のたびに備えておこうと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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こんにちは。すごいこのうおです、このようなところがまだあるんですね。ここに書かれていなければ
存在すら知りませんでした(爆)鉄道の師匠の方は守備範囲が広いんですね。
成田と言えば、成田闘争と思う私です(笑)
体力は何事にも必要ですね、いやぁ~本当に。今日もレポをありがとうございました。
ちー様、こんにちは!コメントを頂きましてありがとうございました!
はじめはどんなところに行くのかよくわからなかったのですが、実際に行ってみると時代の流れを感じる貴重な体験ができました。
「秘境駅」をシリーズ化して、これからも回ってみたいと思います(笑)